小児歯科
初めて歯科治療を受けられるお子さんのご両親へ
初めて歯医者さんへ行った時のことを覚えていますか?
消毒の臭い、歯を削る時の「キーン」といった音、大人でさえ待合室ではいつ呼ばれるのか緊張しているのですから、お子さんの心中は穏やかであるはずがありません。
その緊張を少しでも和らげ歯医者さんは「怖いところじゃない」と思うには、
ご両親の協力無しにはなしえません。
どうか歯科治療を行うお子さんを励ましてください。
そして治療が終わった後にはたくさん褒めてあげてください。
まずは歯医者に慣れてもらうところから
待合室では小さいお子様連れにも対応できる様、キッズルームを設置、又、空気清浄機もあり清潔に心掛けています。受付の横には趣味の一つである海水魚の水槽があります。不安を持って来院される患者さんをなるべくリラックス出来るよう心掛けています。
治療について
お子さんの虫歯治療
乳歯(子供の歯)は永久歯(大人の歯)と同じ成分で出来ていますが、大きさ、厚さも永久歯より小さく、しかも薄いため、むし歯になればすぐ神経がおかされてしまいます。そうならないためにも、まず予防から始めることが大切です。
予防歯科についてフッ素塗布
フッ素とは小魚やわかめ、のり、魚介類などに多く含まれる歯を丈夫にする栄養素です。歯質を強くしたり、プラーク(歯垢)の働きの抑制、歯の修復を進めるなど、むし歯予防に効果があります。むし歯を予防する歯の萌出中、又は歯の萌出後に塗布するのが最も効果があり、歯の萌出が終わる13歳頃まで塗り続けるのが好ましいです。
ただ、フッ素は虫歯の原因となるプラークを除去するのではなく、あくまで歯自体を丈夫にするサポーターですので、歯を磨いて綺麗にしてから塗布をします。日々の歯磨きも忘れないようにしましょう。
シーラント
シーラントとは、虫歯になりやすい奥歯の溝などに樹脂をつめて、虫歯を予防する処置です。奥歯の溝は複雑な形をしているので、毎日の歯磨きでも磨き残しがでやすく、むし歯になりやすい歯です。シーラントは処置後40~70%の虫歯抑制率があると言われています。お子さんの歯の健康を守るために、7歳ぐらいまでシーラントで予防することをお薦めします。
お子さまの矯正歯科について
子供の矯正は永久歯が生え始める6~7歳頃から、永久歯へと生え変わる9~13歳が最適の時期です。この時期に指しゃぶりや頬杖、爪噛みなど悪い癖があるお子さんは歯医者さんなどで診てもらいましょう。悪い癖や骨格のずれなどを放置すると、そのまま成長してしまい顔が歪んだり出っ歯や受け口などが悪化してしまいます。
矯正歯科について